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blog keiがっぱの言いたい放題

クレソンを食す


加満田ではお客様のために、色々な野菜を作っている。
クレソンもそのひとつだ。
クレソンを食す_e0234016_17185489.jpg


クレソンをご存知だろうか。
オランダガラシとも呼ばれるアブラナ科の香味野菜である。

実は我輩は加満田に来るまで、クレソンなんぞはステーキの付け合せくらいにしか思っていなかった。
(かっぱの分際でステーキなんか食べるのかって?ふっふっふ、かっぱは雑食性なのだよ、明智君!)
わさびや大根と同じ抗菌性の物質が含まれるため、独特の辛味があり、他に使い道もわからなかったのだ。
しかし、加満田得意の現物支給のお手当でたくさんもらったので、色々と試してみると、なかなか使い道が広い野菜である。

まず、お手軽なのは、そのまま食べる。
何種類かディップを用意して、つけながら食べると酒のつまみにとてもいい。
また、脂っこい料理の合間に、口直しとしてかじるという手もある。
クレソンを食す_e0234016_17194467.jpg


次はサラダ。
生のまま刻んで入れると、サラダが大人の味わいになる。
牛たたきなどの肉類の入ったサラダには是非入れてほしい。
電子レンジにかけて(この際、かっぱが電子レンジを持っているかどうかは深く追求しないよーに)温野菜にしたものは、マヨネーズやチーズ系のドレッシングで和えると美味しい。
ゆでたじゃがいもと和えて、マスタードソースであえると、ビールのつまみに最適!

和風もいける。
ゆでたクレソンは菜の花と同じような感覚で使えるので、おひたし、辛し和え、胡麻和えなどにできる。
サラダより一度にたくさん食べられるので、野菜不足のときはお勧め。
まだ試したことはないが、すきやきに入れる人もいるらしい。

あと、クレソン特有の辛味が苦手な人は、バターやオリーブオイルで炒めると食べやすい。
天婦羅にしてもうまいらしいが、我輩は揚物が苦手なので(食べるほうではなく、料理するほうがね)、まだ食べたことがない。
そうだ、こんど女将に作ってもらおっーと♡ (うきうき)

# by keigappa | 2011-04-16 17:21

干し椎茸を作ってみた


地震以来、キャンセルが相次ぎ、加満田も大変だそうだ。
旅館自体には何も被害がなくても、自粛ムードとやらで、旅行どころではないらしい。
旅館にお客が来ないということは、収入が無くなるということで、さすがのなんちゃって女将も青くなっているこの頃である。
これはなにも加満田に限ったことではなく、湯河原中、いや東日本全体が、そのような状況に陥っているらしいのだ。
まあ、かっぱには関わりのないことでござんすと、のんびり昼寝きめこんでいると・・・

「あんたも次の池、探しておいたほうがいいかもよ!」

えーっ?そんなにやばいの?
きゅうりと三千盛につまみ付きの理想の住居がぁーーー。


干し椎茸を作ってみた_e0234016_1731998.jpg
一気に元気をなくした我輩を可哀相に思ったらしく、女将が椎茸をたくさんくれた。

これには訳がある。

以前にも説明したとおり、加満田では庭で採れた野菜を、女将が調理してお客様にお出しする伝統がある。
先日、雨が降った後に大量の椎茸が採れた。
いつもなら当然お客様にお出しするのだが・・・


・・・・  いないのである、お客様が。  ・・・・

食べる人のいない椎茸は、今月の我輩のお手当てとなったのであった。
我輩はかっぱの中でもかなりまめな方なので、焼いたり、煮物にしたり、スープに入れたりして美味しくいただいた。
尚且つ、今後の窮乏に備えて、干し椎茸にすることを思いつき、やってみた。
これが完成品である。
干し椎茸を作ってみた_e0234016_174551.jpg

これをしょって引越し・・・・ということにならないよう、切に願う。
皆さん、加満田に来てくださーい!

# by keigappa | 2011-04-06 17:06

「鎌田家の人々(その2)」


予定よりおそくなったが、鎌田家の人々を紹介しちゃうぜ。

鎌田家には息子が1人と娘が1人いる。
噂によると、子供の頃は猿のようにうるさいガキどもだったらしいが、
いまや18歳と16歳のお年頃、イケメン兄ちゃんと、可愛い姉ちゃんに変貌した。(少なくとも、見かけだけは・・・。)

長男、鎌田一輝。
4月から慶応ボーイになる予定の、柔道一直線男。
加満田の四代目社長になるべく、日々努力している。
(かなあ??)
子供の頃に、かまたろが相撲の相手をした成果あって、
柔道の腕前はなかなかのものらしい。(県大会3位)
「鎌田家の人々(その2)」_e0234016_20521251.jpg

鍛え抜かれた身体が自慢らしく、しょっちゅうパンツ1枚でうろうろしているが、最近、腹回りにゆるみが出たことを、我輩は知っておるぞ!
加満田に女性客を呼び込むためにも、ダイエットに励んでくれたまえ。

一輝の声あり
「おかん、腹減った!めしっ!」


・・・だめだ、こりゃ・・・

長女、鎌田あやこ。
花の女子高生、といえば聞こえはいいが、花とは縁遠いお嬢さんである。
いや、見た目はいいんですけど。
顔もスタイルも悪くないんですけど。
性格が悪いのかって?いやあ、そんなこと全然ないっすよ。

ただね、色気っつーもんは皆無。
ひたすらソファで寝続ける。
そりゃあもう、冬眠中の熊も真っ青の爆睡モードで、
目覚まし時計も、携帯のアラームも、
女将の怒鳴り声も届かぬ世界にいっているらしい。
トイレにも行かず16時間寝続けなんて、人間業じゃないぞ!

で、目が覚める。
布団を引きずって、テレビの前に。
寝癖頭のまま、椅子の上で布団に包まって・・・
えっ、おい、また寝るの!?
椅子2個並べて、またもすやすや。

「鎌田家の人々(その2)」_e0234016_20393561.jpg


平和な鎌田家の風景でやんした。
はい、皆様、おやすみなさーい。

# by keigappa | 2011-04-02 20:57

大根はうまし!


加満田では色々な野菜を作っている。
(むろん、きゅうり♡♡♡
新鮮かつ安全な野菜を使って作る”女将の一品”を持って、
お部屋にご挨拶に行くというのが、加満田の伝統だそうだ。

ドラマなんぞに出てくる旅館の女将さんは、
高そうな着物を着て、
えらそーに指図していたりするものだが、
加満田の女将は・・・・。

─── 長い間 ───

まあね、動きやすいのが一番です。はい。
女将がせっせと働いて、美味しいお野菜を取ってきてくれるのだから
けっして文句なんぞ申しません。

たとえ、息子の着古したトレーナーとか、
ゴムの伸びたスウェットとか着ていようと、
加満田のうりは、“温泉の質”や“美味しいお料理”、
“家族的なおもてなし”であって、
けっして美人女将ではないのですから・・・。
(苦しい言い訳・・・だなあ。)

で、今回は大根足・・・じゃなかった、大根のお話。

大根はうまし!_e0234016_15532776.jpg


「今の意図的に間違えたでしょ!!!」     <-  女将の怒声

あっ、やっぱりわかっちゃたぁ?


今の加満田の“女将の一品”は、「大根の塩炒め」。

大根はうまし!_e0234016_155479.jpg
取れたて新鮮な大根を、ざくざくっと切って、ささっと炒めただけの超シンプルな料理。
新鮮な野菜には、無駄に手を掛けず、素材の味を味わっていただくのが女将の方針。


ま、我輩としては、単に女将が手を抜きたいだけではないかと思っているが、そういうことにしておきましょ。
そーいえば、昔、ある人が、女将の料理を評して、
「素材の味を生かして、・・・というよりは素材の味そのまま!」
って言ったそうな。
究極の薄味好みなわけね。
まあ、ご実家が茶懐石の料亭では仕方ないかな。
そのわりには、ポテトチップス一袋とか一気食いしてるけど。

「よけーなお世話です!」

へーい、我輩はヘルシーに、大根食べることにしまーす。
大根サラダにふろふき大根、ぶり大根もいいね。
いっそ、洋風にフォアグラに添えたりして・・・。
けっけっけっ、おいらはグルメな河童でぃ!

# by keigappa | 2011-03-25 16:03

地震の後・・・


かっぱブログもずいぶん、間をあけてしまった。
というのも、あまりに地震の被害が大きく、
いくら能天気な我輩でも、ふざけた文章を書くのは憚られたからである。

本当なら、今回は鎌田家の息子と娘を紹介するつもりであったが、
それはもうしばらく後にすることにしよう。


先日、”東日本大震災”という観測史上最大の地震がおきた。

その時、我輩はたっぷりとお昼を食べ、池のほとりで昼寝中であった。
通常は一度寝たら、まず起きない我輩ではあるが、今回はさすがに飛び起きた。
まあ、この辺りは岩盤なので、あまり心配はないのだが、
それにしても、揺れが長く続くので、不安になったのだ。

庭のほうから旅館を眺めると、特に何か壊れた様子もなく、
飛び出してくる人もいないので、たいしたことはないと思っていたのだが・・・。

館内では、皆、TVの衝撃的な映像に釘づけになっていたらしい。
そこには巨大な津波があらゆるものを破壊しつく様が映し出されていたのだ。
“パニック映画の1シーンのような”場面は、しかし現実のものであった。
壊れる建物も、橋も、セットではなく、流される人もエキストラではない。
さっきまであった生活、人生が、すべて破壊され流される様を、
見せつけられていたのである。

しかも、それは悲劇の始まりに過ぎなかった。
津波は人智をあざ笑うかのごとく、原子力発電所をも破壊し、
今尚、放射能の拡散を防ぐべく、あらゆる方策が講じられているが、
予断を許さぬ状況が続いている。

原発の事故による電力不足は、あらゆる社会生活に影響を及ぼし、
電力という文明の利器にたよる人間生活の脆さを露呈することになった。
電車は動かない。
電話も通じない。
マンションやビルでは、ドアも開かず、水も出ない。
万事休す!・・・である。


今かっぱは思う。そして、祈る。

「昔は人間もかっぱとたいして変わらなかった。
日が出れば働き、日が落ちると眠り、
川の水を飲み、野のものを食べた。」

「人間は火を使うことを覚えた。
あらゆる道具を作り出した。
そして、自分は優れていると思うようになった。」

「人間は少しずつ忘れていった。
自分も自然の一部なのだということを。
人間は思い上がっていた。
自然すらコントロールできると。」

「自然がおこすふとした気まぐれにさえ、
打ちのめされ、抗う術ももたないというのに。」

「人間はちっぽけな存在。
それを思い知らされる。
人間は素晴らしい存在。
それに気づかされる。」

「たかが、人間。
されど、人間。
すべての力は、君たちの中にある。
がんばれ!人間!!」

# by keigappa | 2011-03-21 16:21



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