ブログに書くのが遅くなったが、20日の日、
加満田恒例の梅採りが行われた。
1年1度、加満田の玄関先の梅の実を落として、
食前酒用の「梅酒」や「梅干」、「梅ジュース」の仕込みをするのである。
当日は、あいにく小雨が降っていたが、そのおかげで涼しく、
梅採りには、まあまあの日和であった。
(かんかん照りもなかなかつらいのだ)
お客様がお帰りになってすぐ、従業員一同、作業着に着替え、
雨ガッパを羽織って、外へ。
慣れた番頭のKさんが木に登り、
我々は下でビニールシートを広げて待つ。
Kさんが、枝を棒で叩いたり、揺すったりして落とす梅を
これで受けるのだ。
梅の実は結構固いので、頭に当たるとかなり痛い。
我輩にとって、頭の皿は命にかかわるので、タオルと帽子で2重にガード。
その上から、雨ガッパも羽織ったので、かなりの重装備である。
当然、木からは実だけでなく、枝や葉っぱ、ついでに毛虫なんかも
落ちてくる。
これを分別して、実だけ拾うわけだが、脇板のH君が
良いことを思いついた。
シートを階段に広げてピンと張り、上から勢いをつけて流す。
そうすると、実のほうが重く、転がりやすいため、下に溜まる。
おおーっ!良い感じではないか。
でかした、アイデアマンH君!
今年もたっぷり収穫できましたぞ。
ほら、このとおり!
加満田一力持ちのKさんも、さすがに重そうだなあ。
これをひたすら洗っていくわけだ。
洗う係は我輩。水仕事はお手の物だからねー。
洗い終わった梅は、綺麗に拭いて、1個ずつ串でヘタを取り、
剣山で傷をつけていくのだけど、やっぱりこういう作業になると、
板前さんは抜群に早い。
日頃の鍛錬の成果ですなー。
女将が梅酒用、梅干用、ジュース用に分けて、
砂糖やら、焼酎やら、塩やらを入れて、それぞれ仕込みをしていく。
あとは、楽しみに待つだけ♡
今年は、完熟の梅も手に入ったので、「梅ジャム」も作ってみましたぞ。
限定60個のみ、お分けしてまーす。
かなり酸っぱいジャムなので、ヨーグルトに入れたり、
料理に使う方が美味しいと思うよ。
ちなみに我輩の一押しは・・・
”軽くトーストした薄切りのフランスパンに、
ブリーかカマンベールを載せて、梅ジャムをかけたカナッペ”
これ、ワインに最高!
是非、やってみてねー♪
「梅ジャム」が欲しい人は、今すぐ加満田に泊まりに来てね!
売り切れ必須のレアアイテムだよーっ。(笑)