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1 加満田では色々な野菜を作っている。 (むろん、きゅうりも♡♡♡) 新鮮かつ安全な野菜を使って作る”女将の一品”を持って、 お部屋にご挨拶に行くというのが、加満田の伝統だそうだ。 ドラマなんぞに出てくる旅館の女将さんは、 高そうな着物を着て、 えらそーに指図していたりするものだが、 加満田の女将は・・・・。 ─── 長い間 ─── まあね、動きやすいのが一番です。はい。 女将がせっせと働いて、美味しいお野菜を取ってきてくれるのだから けっして文句なんぞ申しません。 たとえ、息子の着古したトレーナーとか、 ゴムの伸びたスウェットとか着ていようと、 加満田のうりは、“温泉の質”や“美味しいお料理”、 “家族的なおもてなし”であって、 けっして美人女将ではないのですから・・・。 (苦しい言い訳・・・だなあ。) で、今回は大根足・・・じゃなかった、大根のお話。 ![]() 「今の意図的に間違えたでしょ!!!」 <- 女将の怒声 あっ、やっぱりわかっちゃたぁ? 今の加満田の“女将の一品”は、「大根の塩炒め」。 ![]() 取れたて新鮮な大根を、ざくざくっと切って、ささっと炒めただけの超シンプルな料理。 新鮮な野菜には、無駄に手を掛けず、素材の味を味わっていただくのが女将の方針。 ま、我輩としては、単に女将が手を抜きたいだけではないかと思っているが、そういうことにしておきましょ。 そーいえば、昔、ある人が、女将の料理を評して、 「素材の味を生かして、・・・というよりは素材の味そのまま!」 って言ったそうな。 究極の薄味好みなわけね。 まあ、ご実家が茶懐石の料亭では仕方ないかな。 そのわりには、ポテトチップス一袋とか一気食いしてるけど。 「よけーなお世話です!」 へーい、我輩はヘルシーに、大根食べることにしまーす。 大根サラダにふろふき大根、ぶり大根もいいね。 いっそ、洋風にフォアグラに添えたりして・・・。 けっけっけっ、おいらはグルメな河童でぃ! ▲
by keigappa
| 2011-03-25 16:03
かっぱブログもずいぶん、間をあけてしまった。 というのも、あまりに地震の被害が大きく、 いくら能天気な我輩でも、ふざけた文章を書くのは憚られたからである。 本当なら、今回は鎌田家の息子と娘を紹介するつもりであったが、 それはもうしばらく後にすることにしよう。 先日、”東日本大震災”という観測史上最大の地震がおきた。 その時、我輩はたっぷりとお昼を食べ、池のほとりで昼寝中であった。 通常は一度寝たら、まず起きない我輩ではあるが、今回はさすがに飛び起きた。 まあ、この辺りは岩盤なので、あまり心配はないのだが、 それにしても、揺れが長く続くので、不安になったのだ。 庭のほうから旅館を眺めると、特に何か壊れた様子もなく、 飛び出してくる人もいないので、たいしたことはないと思っていたのだが・・・。 館内では、皆、TVの衝撃的な映像に釘づけになっていたらしい。 そこには巨大な津波があらゆるものを破壊しつく様が映し出されていたのだ。 “パニック映画の1シーンのような”場面は、しかし現実のものであった。 壊れる建物も、橋も、セットではなく、流される人もエキストラではない。 さっきまであった生活、人生が、すべて破壊され流される様を、 見せつけられていたのである。 しかも、それは悲劇の始まりに過ぎなかった。 津波は人智をあざ笑うかのごとく、原子力発電所をも破壊し、 今尚、放射能の拡散を防ぐべく、あらゆる方策が講じられているが、 予断を許さぬ状況が続いている。 原発の事故による電力不足は、あらゆる社会生活に影響を及ぼし、 電力という文明の利器にたよる人間生活の脆さを露呈することになった。 電車は動かない。 電話も通じない。 マンションやビルでは、ドアも開かず、水も出ない。 万事休す!・・・である。 今かっぱは思う。そして、祈る。 「昔は人間もかっぱとたいして変わらなかった。 日が出れば働き、日が落ちると眠り、 川の水を飲み、野のものを食べた。」 「人間は火を使うことを覚えた。 あらゆる道具を作り出した。 そして、自分は優れていると思うようになった。」 「人間は少しずつ忘れていった。 自分も自然の一部なのだということを。 人間は思い上がっていた。 自然すらコントロールできると。」 「自然がおこすふとした気まぐれにさえ、 打ちのめされ、抗う術ももたないというのに。」 「人間はちっぽけな存在。 それを思い知らされる。 人間は素晴らしい存在。 それに気づかされる。」 「たかが、人間。 されど、人間。 すべての力は、君たちの中にある。 がんばれ!人間!!」 ▲
by keigappa
| 2011-03-21 16:21
最近でこそ、会社形式の旅館も増えたが、旅館には家族経営が多い。
ぶっちゃけた話、労働基準法の枠内の労働者だけでは、旅館のサービスレベルを保つのは難しいのだ。 (かっぱごときが難しい話をするなー!・・・と怒らんでくれい。) なにせ、営業時間が長い。 ほとんど24時間営業しているようなものだ。 コンビニとかもそうだが、こういう業態では、必然的に労働時間も長くなる。 加満田の女将など、朝から晩まで、1日14時間はあたりまえ。 残業代もでないし、儲からなきゃ給料も出ない。 厳し~いねぇ・・・。 旅館の女将さんってかなり可哀相ないきものなのである。 前置きが長くなったが、今回からは加満田の経営者とその家族を紹介することにしよう。 加満田の創業者は鎌田正太郎といい、今の社長はその孫にあたる。 つまり三代目である。 社長の名前は鎌田茂之という。 ![]() 三代目社長だが、東京生まれの東京育ちである。 ????? 湯河原の旅館の跡取り息子が何故? その理由については、色々想像してお楽しみ下され。 後日、明らかにされるであろう。 (それまで、読み続けてくれってことさ。) 獣医の資格を持ち、若かりし頃はバイオリンを奏で、乗馬なんぞもしていたらしい。 今も民生委員やPTAなど、世のため、人のためにがんばる良い人である。 欠点は・・・・ 三千盛がもらえなくなるから、言わない!! 女将の名前は鎌田るりこ。 着物を着れば、落ち着いた老舗旅館の女将に化ける。 ・・・が その実態は、 ”何でも出来るくせに、ちっともそう見えない、なんちゃって女将” である。 ![]() とにかくアバウト。 お客様のお見送りに着替えが間に合わず、足は裸足なんてこともあるのだ! 今朝も甲羅(帯)を背負うのが間に合わず、上っ張りでごまかしていた。 ここで女将の声あり 「こら~、ばらすな! もう、おかずあげないぞ。」 すみません。(ぺこぺこ) 料理上手な女将さん、いつも感謝しております。 これ以上、口が(マウスが?)滑らぬうちにやめとこっと。 次回は、鎌田家の息子と娘を紹介しちゃうぜ! ▲
by keigappa
| 2011-03-07 20:48
酒ときゅうりに釣られて、ブログを書く羽目に陥った我輩は、
せめてもの抵抗を試みた。 「言いたいこと書いちゃうぞ。社長とか女将の悪口とか、旅館の裏話とか・・・。」 「どーぞ、どーぞ。」 「タイトルも勝手につけちゃうぞ!」 「いーよ、いーよ。」 ・・・・・・・このアバウトな女将に、無駄な抵抗であった・・・・・ こうなりゃ、やってやる! タイトルは「KEIがっぱに言わせろ!」だ。 文句あっか!? 文句は来なかったが、HP制作会社のMr.Fから、遠慮がちなメールが来た。 「加満田の客層と全体の雰囲気からしますと、いささか過激すぎるタイトルかと・・・。」 「へーい、わかりやした。」 ブログ初心者のかっぱとしては、ここは大人しくご意見拝聴。 しかし、サブタイトルにはしっかりと「KEIがっぱの言いたい放題!」と入れてもらった。 と、ここまで書いたところで、いい匂いがしてきたぞ。 おお~っ!!! 女将がふきのとうの天婦羅を揚げているではないか! ![]() ちょっと失礼して・・・ ぱくっ。 う、うまぁ~い!!!♡ 社長の今夜のつまみかなー? やっぱ、酒は三千盛? (そわそわ) えっ!!!我輩にもくれるの? ブログ書いたからご褒美??? らっきー! というわけで今夜はここまで。池に帰って酒盛りだい! ▲
by keigappa
| 2011-03-04 20:22
前回は自己紹介を兼ねて、我輩(KEIがっぱ)が、加満田の池に住むに到った経緯に触れた。
で、気がついたのだが、このブログを読んでいる諸君は、我輩の住まいとなった「加満田」が何であるかをそもそも知っているのだろうか? 「加満田」というのは、神奈川県の奥湯河原温泉にある温泉旅館である。 創業71年というのは、このあたりでもまあ老舗の部類に入るらしい。 ![]() かっぱには建物の良し悪しはわからないが、何度も来るお客さんいわく、 「ちょっと古びた感じが落ち着けていい。」 そうだ。 自家源泉だけあって温泉の質はすばらしい。 我輩も時々こっそり入るのだが、皿はしっとりするし、甲羅のつやも良くなる。 むろん、風呂上りにはビールをきゅっ!・・と。 いかん、つい脱線してしまった。 今回のテーマは、「我輩がなぜブログを書くことになったか?」であった。 加満田も旅館であるからして、一応、ホームページがある。 そして、そこに「女将のブログ」なるページもあるのだが・・・。 これが、ちっとも書かれないのだ!! まあ、確かに旅館の女将は忙しい。 客室での挨拶、電話対応、お見送りはもとより、客室に花を生けたり、掛軸を掛け替えたり、 ネット対応はしなきゃならんわ、手紙は書かにゃーならんわ、 むろん亭主と子供にご飯も食べさせにゃーならんし、・・・etc. 加えて、加満田では“女将の一品”と称して、加満田で採れた食材を女将自らが料理して出すという伝統がある。そのために、大根を掘ってきたりするのも、また女将の仕事である。 ブログを書くのが、ついつい後回しになるのも仕方あるまい。 しかし、現代において情報発信は必要不可欠なものである。 “旅館の生き残りのためにも、ここはひとつがんばってもらいたい!”と、女将に進言したところ・・・、 「じゃあ、あんたがやれば?」 「えーっ!?☆。☆」 皆さん、わたしゃ、かっぱですぞ! 水かきだってあるのに、キーボード叩けってかぁ~? 「報酬として、月に1升の三千盛。それに、夏は取れたてきゅうりもつけるよー。」 「・・・やらせていただきます。(ぺこり)」 ![]() ちなみに三千盛とは、加満田の社長が蔵元から取り寄せている酒である。 辛口で味が深く、うまい! かくして、我輩はかっぱの身でありながら、キーボ-ドに向うことと相成ったのであった。 では、また次回。 ▲
by keigappa
| 2011-03-02 18:32
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