女将さんに時々脱力させられるのだ老舗旅館の女将なるものに幻想を抱いている人は多い。 (まあ、ドラマとかの影響かしらねぇ?) 朝からきちんと着物を来て、お客様には笑顔、 手紙は筆で書き、客室には花を生け、 時にはお茶なども点てる。 上記の点においては、 加満田の女将も確かにその通りなのだが・・・。 何度も”かっぱブログ”で暴露しているように、 うちの女将さんは、”なんちゃって女将”なのである。 着物を着るまでは、息子のお下がりのピンクのガウン姿。 お客様のお見送りまでには、着物に着替えるのだが、 たまに早いお立ちがあると・・・さあ、大変! 大急ぎで着替えて(実に所要時間5分!)、 笑顔でお客様をお見送り。 でも、なぜか今日は正座してるぞ? ・・・と思ったら、間に合わなくて足袋を履いていなかったり。 数組のお客様を見送った後で、 「ありゃ、眉描くの忘れてたわ。」 (意外と人の顔って見てないものですな。) 自分で言うのもなんだが、我輩は結構ちゃんとしているのだ。 だから、最初の頃は、あまりの”なんちゃってぶり”に 驚くやら、呆れるやら。 でも、今ではすっかり慣れちゃったけどねー。 そもそも旅館の女将なんて、ちょっといい加減なところがないと、 絶対務まらないと思うなあ。 生活と仕事の境界線がないからね。 今日も女将さんに脱力させられてしまった。 今月のデザートで使う黄金柑。 ひとつ味見させてと頼んだら、 「机の上に置いといたよ~!」 はぁ~、これ食べるの抵抗あるなあ・・・。 (共食い?) コマッタ(゚~゚;)コマッタ 皆様、加満田の良さは、ほどよい緩さ。 (ということにしておこう・・・ε=( ̄。 ̄;A フゥ…) ”なんちゃって女将”だからこそ作り出せる、 我が家のような寛ぎ感を味わってくださいね~。
by keigappa
| 2022-03-05 18:18
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