からすみの誘惑紅葉シーズンを迎え、お陰様で加満田も毎日賑わっている。 コロナの厳しい日々の後、忙しくなるのは大変有り難いが、 その時だけ従業員が増えるわけではないので、現場は大忙しになる。 そういう時には、我輩も甲羅を脱いで、 ”猫の手”ならぬ”河童の手”を貸すことになるのだが・・・。 以前は板場の手伝いから、番頭まで、なんでもやったものだが、 年と共に、膝だの腰だのにガタがきて(?)、 (我輩の腰は”ガラスの腰”と呼ばれています、はい。) 最近は現場仕事からめっきり遠ざかっていた。 でも、我輩、お皿洗いは好きなのである。 河童はお皿の取り扱いには、少々うるさいのだ。 だって、頭の上に大切な皿をもっているからねぇ。 で、その日は久しぶりに、お皿洗いのお手伝い。 鼻歌交じりにお皿を洗っていた我輩の目の前に、 黄金色の一切れが差し出された。 「はい、お味見。」 板長が味見にくれたのは”自家製のからすみ”! 我輩はこれに目がないのである。 ふと見ると、台の上に親方が仕込んだからすみがずらりと並んでいる。 いかん!よだれが・・・。 買ってしまいました~! 薄くスライスして、大根と食べると、 もうお酒が止まらないんですなぁ、これは。 我輩が、からすみ抱きしめて、 うきうきと調理場から戻ってきたのを見た社長さん。 やっぱり買ってしまいましたとさ。 飲んべの考えることは一緒だわ。 エヘ(⌒▽⌒;) 今年の11月は例年に比べるととても暖かだけど、 やっぱり朝晩は冷えるようになってきましたね。 そろそろ熱燗が恋しい季節。 畑がなくなっちゃたから、今年は大根ももらえないだろうなぁ。 からすみ大根のために、買ってこなくっちゃ!
by keigappa
| 2021-11-20 17:06
|
| ||||
ファン申請 |
||