筍のシーズンなのに・・・
先日、初物の筍が採れた。
掘ってくれたのである。
我輩は加満田に来てから、とっても筍が好きになった。
沢山採れるからと、茹でた筍を現物給与として貰えたからである。
し、か、し、
最近の筍事情はかなり厳しいものとなっているのだ。
理由はふたつある。
ひとつは筍が採れる土地の一部を手放してしまったこと。
(加満田の経営はなかなか厳しい状態のよーですなぁ・・・)
もうひとつは・・・そう、猪のせいである。
人間は頭を出したところで筍を見つけるが、
やつらはその辺中を掘り返して、手当たり次第に食べてしまう。
なんとも勝ち目のない闘いなのである。
加満田は実に豊かな自然に恵まれているが、
自然とは美しいばかりでなく、厳しい一面を持っている。
たとえば、加満田の庭にいる鯉が黒い真鯉ばかりなのはなぜか?
色のついた鯉は目立つので、鷺に食べられてしまうからなのだ。
とはいえ我輩は平和的動物(?)なので、猪と闘う気は毛頭ない。
”Aさん”が、なんとか猪を出し抜いて、少しでも多くの筍を
GETすることを祈るばかりである。
ちなみに初物の筍で、女将さんが”かっぱ母”のために、
筍ご飯を炊いてくれましたぞ。
”働かざる河童、食うべからず!”
さあ、がんばってお仕事しなくちゃ!