オペラ歌手も河童に興味津津!
紅葉シーズンは外国からのお客様も多い。
アジア系のお客様はご夫妻の他に女性同士、またはグループというのが多いが、
欧米系のお客様はほとんどが男女のペアである。
先日、珍しく男性2名で連泊なさったお客様がいらした。
二人とも髭の似合うちょっとダンディな紳士。
チェックアウト前にフロントに寄って、色々話しかけられた。
特に興味を持たれたのが「河童」である。
まずはフロントにある河童のぬいぐるみに興味津津。
”これは何か?”と聞かれたので、
”日本の伝統的なファンタスティック・ビーストである”と説明した。
(むろん、彼らは我輩が河童だとは気付いていませんぞ。
甲羅を脱いでお仕事しておりますからな。)
次に館内に飾られた河童絵について質問してきたので、
”日本の著名な漫画家が描いたものだ”と説明し、
清水崑先生の「かっぱ天国」を見せたら、
えらく気に入って、これが欲しいという。
”本は希少なので譲れないが、河童の手拭いならお土産用にある”
と言ったら、買ってくれましたぞ。
(えへん、営業してしまった)
帰り際に、彼らは女将さんに1枚のCDをくれたのですが、
それはなんとバロック音楽。
彼らの一人はオペラ歌手(それもカウンターテナー!!)で、
もう一人は通訳さんだったですねー。
今年のゆるキャラグランプリでは、河童のカパル君が大賞だったし、
ファンタスティックビーストの新作にも河童が出てるという噂。
ふっふっふ、ますます河童は存在感を増してますなあ。
むろん、加満田でも我輩の存在感が・・・。
「はい、はい、馬鹿言ってないで、
お皿洗っておいで!」
河童人気と我輩の存在感は関係ないみたい・・・。
(_ _。)・・・シュン