なんちゃって女将の緊急避難?
このブログをずっと読んで下さっている方々には周知の事実だが、
加満田の女将は、”なんちゃって女将”である。
ちなみにこれは我輩が付けたわけではなく、
当人がそう自称しているのだ。
今時、着物を着て客室に挨拶回りする女将さんは珍しいし、
そういう時の女将さんは、我輩の目から見ても、
いかにも老舗旅館の女将という落ち着いた物腰である。
し、か、し!
本来の女将さんは、結構いいかげんでグータラなのだ。
その”なんちゃって”ぶりが、格好のブログネタになるのである。
そして今朝もやらかしてくれました!
もう、我輩、笑いをこらえるのに必死でしたぞ!!
加満田にいらしたことがある方はご存じだと思うが、
加満田のフロントには呼び出しボタンがある。
フロントの奥にいると声が聞こえないので、
お客様がそのボタンを押すと奥の鎌田家でチャイムが鳴る。
今朝、そのチャイムがなったので奥から出てきたら、
カウンターの向こうには、もちろんお客様がいらっしゃるのだが、
なんとカウンターの下に女将さんが、
”伏せ”の姿勢で隠れているではないか!
その姿は、まるで熊に遭遇した人の死んだフリ。
思わず噴き出してしまいそうだったが、
お客様の手前、何食わぬ顔で会計を済ませた。
お客様はもちろん何も気付かず立ち去られたが、
その後で女将さんいわく
「あんた、あんまり落ち着いているから、
私に気付いてないのかと思った。」
んなわけないでしょ!!
ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!
そもそもなんで隠れたかというと・・・
着物を着る前の女将さんは、かなり”なんちゃって”な格好なんですな。
つまり、”けっして人前に出てはならない姿”。
(いや別に露出度が高いわけではありませんが・・・)
その姿で、”伏せ”をしているところをご想像下さい。
かなり笑えるでしょ?
でも、先日いらしたお客様が言っておられました。
「加満田はこのユルさがいいんだよね~。」
連日、信じられないくらいの暑さですが、
朝夕には涼風が立つのが、奥湯河原のよいところ。
木々の緑と温泉パワーで心身をリフレッシュしましょう。
”なんちゃって女将”と”酒飲みかっぱ”が、
皆様をゆる~くおもてなしいたしますぞ。