ハシゴ酒ならぬハシゴミュージカル
最近は”かっぱ母”のところで過ごすことが多いので、
自分のための休日は貴重である。
花ちゃん主演のミュージカル「ロマーレ」が観たくて、
休みをとったが、せっかく東京に行くのだからと、
「メリー・ポピンズ」も観ることにした。
”ハシゴ酒”ならぬ”ハシゴミュージカル”である。
当日は初夏を思わせる暖かさ。
花粉防止でしているマスクが暑苦しい。
(くちばしに汗疹ができそう・・・)
普段はなかなか池袋方面に行く機会がないので、
ついでにと言ってはなんだが、雑司ヶ谷霊園に墓参りに行ってきた。
(いやはや1日に盛り込み過ぎのスケジュールですな)
「ロマーレ」は「カルメン」を下敷きにした新作ミュージカル。
花ちゃんは宝塚時代に「激情」という作品でカルメンを演じているので、
2度目のカルメン役である。
花ちゃんファンの我輩としては、是非観たい作品であったのだが、
正直、可もなく不可もなくという感じ。
(あくまで個人的な感想ですぞ)
花ちゃんは熱演していたけれど、”男を狂わす妖艶さ”ってものが
いまひとつ感じられないし。
ホセ役の青年はX4という音楽ユニットのメンバーらしいが、
歌がいまいちだし。(音楽のせいかもしれないけどね)
装置には工夫が見られるし、ダンスも概ね良いのだけど、
音楽がねぇ・・・。
σ(^◇^;;
フラメンコ調を意識しすぎて、単調になってしまった感じ。
とにかく印象が残らない。
ミュージカルはやっぱり音楽が大切ですな。
その点、「メリー・ポピンズ」は素晴らしい作品。
ジュリー・アンドリュース主演の映画は、
我輩の最も好きな映画のひとつ。
音楽もストーリーもお馴染みのものだが、
舞台版には映画とは異なる登場人物や展開があって楽しい。
カラフルで楽しくて大人から子供まで、皆で楽しめる作品だ。
ロングラン公演なので、主要な役は皆ダブルキャスト。
我輩が観た回は、
メリーポピンズ:平原綾香さん
バート:柿澤勇人さん
本当は我輩の好きな濱田めぐみさんの回に観たかったんだけど、
平原さんも素晴らしかった。
彼女は歌唱力があるからねえ。
バードウーマン役で島田歌穂さんが出てるし、
ミセス・バンクスは木村花代さん。
実力のあるミュージカル俳優ばかりで、安定感がある。
バート役は歌・踊り・演技と三拍子揃わなければならないけれど、
柿澤君、見事にこなしておりました。
アンサンブルの人達のダンスもハイレベルだし、
”スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス”
での、客席も一体となっての盛り上がりは最高!
東京公演は5月7日まで。
この春、我輩のイチオシミュージカルですぞ。
是非ごらんあれ!