我輩はヤモタが大好きなのだ
我輩は”ヤモタ”を愛しておるのだが、
共感してくれる人はそう多くない。
えっ?
”ヤモタ”って誰かって?
ふっふっふ、実はヤモリの赤ちゃんのことなのだ。
はい、こういう奴でーす。
どういう訳か我輩だけではなく、
女将さんもあやこも当然のごとく”ヤモタ”と呼んでいる。
大きさは綿棒と比較するとよくわかる。
我輩は大きいヤモリも決して嫌いではないが、
やっぱり小さい奴は格別に可愛い。
だから見つけると嬉しくなって、皆に見せてまわるのだが、
あまり歓迎してはもらえないようだ。
ちなみに女将さんはトカゲとかカエルとかヤモリの類が好き。
だから二人で、
「可愛いのにねえ・・・」
と、しばらく眺めてから離してあげることにしている。
12、13日は加満田旅館の大掃除だった。
我輩も頑張ってお手伝いしたのだが、途中で悲劇が・・・。
窓拭きをしていた我輩は、サッシの陰にいたヤモタに気付かず、
尻尾を切断してしまったのだ。
尻尾だけであったのは、不幸中の幸いであったが、
切られた尻尾がぴくぴく動いている様は、
なんだか哀れで申し訳なくなってしまった。
ヤモリは”家守”といって、
縁起がいい生き物なんだって知っていました?
”家や建物を守る”とか、”金運をもたらす”とか、
”子宝に恵まれる”とか・・・。
しかも害虫を食べてくれるんですぞ!
「それって、河童より役に立つねぇ。」
そ、それは・・・ (汗)。
お仕事がんばりまーす・・・!!