冬枯れの加満田庭園もまた良し
(と、いうことになっております、一応・・・。)
新緑や紅葉の季節の庭は実に美しいが、
冬枯れの庭というのもなかなか風情があるものである。
冷たい空気に身が引き締まるような気がする冬の日、
庭の落ち葉を踏んで歩くと、
しーんとした静けさの中に、カサカサと音が響く。
うーん、なんかいいですなぁ。
侘び寂びの世界といいましょうか・・・。
和風旅館の庭というと、錦鯉が泳ぐ池や、石灯籠などを配した
中庭のようなものを思い浮かべる方が多いと思う。
しかし、加満田の庭は自然庭園なのだ。
木々は自由に根を張り、枝を伸ばしている。
池はあるが、泳いでいるのは錦鯉ではなく真っ黒な真鯉。
何故って?
錦鯉は目立つので、鷺などの鳥に食べられちゃうから。
ここにいると、人間も河童も自然の一部だってしみじみ思えてくる。
都会の人間関係に疲れたら、冬の加満田庭園を歩いてみるといい。
きっと、自然のエネルギーをもらえると思うよ。
○(^▽^)○