変なホテルに泊まってみたよ
念願かなって、ハウステンボスに行ってきた。
出来たばかりの頃に2度行っているが、その後経営難に陥り、
H.I.Sの澤田さんが引きうけて、見事にV字回復を遂げた。
そのハウステンボスに興味があったし、
何よりも「変なホテル」に泊まってみたかったのである。
「変なホテル」というのは、冗談でなく本当にホテルの名前。
”変な”ホテルという意味じゃなく、
”変わり続けることを約束する”ホテルなんだそーな。
ここは究極の”人手のいらない”ロボットホテル。
旅館の仕事をしていると、人手不足にいつも悩まされているから、
是非見てみたかったわけですな。
フロントは3体のロボットのみ。
2体は恐竜タイプで1体は女性のアンドロイド。
チェックイン、チェックアウトは自分でタッチパネルで行う。

優れ物は、ドアの顔認証システム。
一度、カードキーで顔を登録すると、次回からは顔認証で鍵が開けられる。
これ、すごく便利!!
照明は人感センサーで、とってもエコ。
輻射パネルによる空調システムなどもすばらしい。
が・・・!
客室にはちょっと間抜けな存在があった。
ハウステンボスのキャラクター”ちゅーりーちゃん”のロボットである。

音声を認識し、照明のオン・オフやモーニングコールなどを行ってくれる
コンシェルジュロボットなのだが・・・。
これが、実に笑えるというか、役に立たないというか、
使えない代物なのである。(笑)
たとえば、”明日の天気”と問いかけると、
”ちょっと待って”といった挙句、
”今、ちょっとわからない”。
TVの音があると、うまく認識出来ないらしいのだが、
”もう少し静かにして下さい”と、タカピーなのである。
”だまっていて”と言えば、
”「しゃべっていいよ」って言われるまでだまっています”
といって、静かになるのだが、
こちらが何も言わないのに、勝手に
”なんか言った?”
おいおい、しゃべっていいって誰も言ってねーぞ!!
我輩も一緒に行った友人も、心が広いので(?)、
ただバカ受けしていただけだけど、怒る人もいるんじゃないかなあ。
お年寄りだったら、びっくりしちゃいそうだし。
(まあ、年配の方が選ぶホテルじゃないだろうけれどね)
でも、本当にスタッフは、清掃の人しか見かけなかった。
これからのホテルの在り方のひとつととして、
とっても勉強になりました、はい。
(^◇^;)