旅館の食事は難しいなあ
加満田は温泉の質の良さが一番の売りではあるが、
料理の美味しいことでも、高い評価を頂いている。
実際、板長の濱野さんの料理は、我輩が食べても美味しいと思うし、
料理目当てで、友人達も加満田に泊まりに来たりするのだが・・・。
ある日のこと、女将が複雑な表情でお部屋廻りから戻ってきた。
ある部屋のお客様が、
「料理がどれも口に合わず、食べるものがない!」
と、不機嫌になられているとのこと。
しかし、である。
まったく同じ日、同じ料理を食べた別の部屋のお客様からは、
「とても美味しい。行きつけの料亭に優るとも劣らない。」
と、絶賛されたそうな。
これだから、旅館の料理は難しい。
好きな物だけを選んで注文するレストランと違い、
旅館の料理は、こちらから提供するもので、
お客様が期待したり、イメージするものは、千差万別。
良かれと思って提供しても、お客様の好みに合わず、
ご期待に添えないこともある。
頭では判っていても、やっぱり凹むけど・・・。
Σ( ̄ロ ̄lll)
板長はもっと凹むだろうから、内緒にしておこっと。
だんだん寒くなってきて、鍋が恋しくなってきましたねー。
加満田では、ただ今、恒例の鍋プラン実施中!
スタンダードな”蟹鍋”もいいけれど、
ちょっと家庭では味わえない”あんこう鍋”や”スッポン鍋”を
試してみるのもいいかも。
あー、我輩も今夜は熱燗でキュ~と一杯いきますかなぁ。