大丈夫か?日本
桜島に続いて、今度は阿蘇山が噴火した。
鬼怒川の堤防決壊による被害地域では、
いまだ行方不明者も多く、捜索と復旧作業が続いている。
(地図で見たら、本当に河童の両親の家の近くでした・・・。)
いつもは私達を優しく癒してくれる自然だが、
甘く見ると、突然牙をむく。
そしてその力は圧倒的で、人間は自分の小ささを思い知らされるのだ。
今回の鬼怒川の堤防決壊は人災の側面もあるという。
民間企業がソーラーパネルの設置の為に、堤防を削ったということだ。
因果関係は、十分な調査をしなくてはわからないが、
もし真実なら、被災した人々はやりきれないことだろう。
我輩は河童である。
豊かな自然ときれいな水は、我輩にはかかせないものだ。
だから、心配になってきているのだ。
大丈夫か?日本。
地震が頻発し、火山が活発化してきている。
気候変動が激しくなり、局地的な豪雨や竜巻、
大型の台風などによる被害も相次いでいる。
そんな国で、原発は再稼働している。
被災地で人々を救助している自衛官も、
いつか他国で戦うことになりはしないか。
それは本当に必要なことなのか?
我輩には、よくわからない。
ただ漠然と不安になっているのだ。
国とか、宗教とか、人種とか、そんなことで争っている人間に、
いつか自然が裁きを下すのではないかと。
小さな国の小さな町の小さな池のほとりで、
一匹の河童が、そんなことを考えていましたとさ。