泳ぎを忘れた河童?
我輩、いつもは親と離れて暮らしているので、
年に2回、正月明けと夏休み前の暇な時期に、
お休みを頂いて親元に帰省する。
基本的に、親元ではゆっくり寝て、うまいものを食べ、
親子でDVDを観たりしてのんびり過ごすのだが、
滞在中に1回か2回、近くのプールに泳ぎに行く。
ごみ焼却場の熱を利用した市民プールなのだが、
50mプールで泳ぎやすいので、気に入っているのだ。
さて今回も、雪のちらつく寒い日であったが、
その後のビールを楽しみに泳ぎに行った我輩。
だが、どうも身体が重い。
息も切れるし、水に乗れない感じで、とても疲れる。
”今頃、正月の疲れがでたのかなあ・・・。
今日はあまり無理しないでおこっと。”
と考えて、普段の3分の2くらいの距離で引き揚げたのだが・・・。
い、痛い!!!
その夜、我輩を襲ったのは、全身の筋肉痛。
表も裏も(よーするに、腹も背中も)、腕も脚も痛い。
ベッドの中で散々苦しんで、よく眠れず、
翌朝には、”かっぱ母”に頼んで全身に湿布を貼ってもらう有様。
「まったく、河童のくせに、
泳いで筋肉痛とは情けない!」
”かっぱ父”に呆れられてしまいました。
考えてみると、忙しくなってから、甲羅を脱いで働く日が増え、
数か月泳いでなかったのね。
甲羅も池の淵で凍っていたし・・・。
どうやら、お仕事で使う筋肉と泳ぐときに使う筋肉は、
まったく別物らしい。
あまりの筋肉痛に、胃も働かず、ほぼ半日絶食だった我輩に、
”かっぱ父”が作ってくれた愛情溢れる手料理。
今回のイチオシは、「たらば蟹の中華風いため」

ねー、美味しそうでしょう?
えっ?
これが食べられるくらいに回復したのかって?
はい、お陰様で、夜にはすっかり回復!!!
この他にステーキも平らげて、ワインをたらふく飲んだのでした。
でも、このところの運動不足を反省。
”たまには泳ぎに行かなくちゃ!”
と決意を新たにする河童でありました。
(ただし、温水プールでね。冬の池は絶対パス!)