衣装持ちにはなりたくない?
夏が近づき、虫達の活動も活発になってきた。
今日は加満田に珍客が到来。
虫が嫌いな人でも、こいつの美しさは認めざるえまい。
そう、タマムシ君だ。
緑の金属色に赤や緑の線が入ったその身体の色は、
「玉虫色」という名前まで生んだ独特の輝きをもっている。
時たま、死んでいるのを見かけることはあるが、
生きているタマムシは初めて見た。
意外と可愛い顔をしておりますなぁ。
動きはのそのそしていて、あんまり活発ではないようだ。
木の中で幼虫時代を2年以上過ごし、
成虫としての寿命は2ケ月位だそうだから、
もう余生なのかも・・・?
タマムシの鞘翅は死んでも色が変わらないため、
装身具に用いられたりもするらしい。
昔から、
「タマムシを箪笥に入れておくと着物が増える」
という言い伝えがあるのだが、ご存知かな?
実は、女将もちゃんと持っているのだ。
”小箱に入れたタマムシ”を。
だが、なぜかそれは、箪笥ではなく、
事務用品の引き出しに入れられている。
女将さん、これ箪笥に入れないと意味ないのでは?
「いいの。衣装が増えたら困るから。」
???
「一杯あったら、片付けるのめんどくさいでしょ?」
やっぱり、”なんちゃって女将”だわ、この人。
(×▽×;)
「このタマムシ、あんたにあげよーか?」
って言われたけど、
我輩も甲羅が何枚もあっても・・・ねえ。