花見る余裕もないほど安全運転?
湯河原駅方面から加満田に上って来るバス通り沿いに、
黄色い花が咲いている。
「ジャケツイバラ」というのだそうだ。
奥湯河原入口のバス停より少し下の川向こうで、
社長や女将曰く、
”通れば必ず目に入る”くらい、目立つ黄色なのだが・・・。
実は、昨年のことである。
ある日、女将が言った。
「ジャケツイバラが咲いたね。見たでしょ?」
ジャケツイバラ?なにそれ?
「あんたが通って来る道に咲いてたでしょ?
川向こうに黄色い花が。」
???
そう、我輩は、全然気付かなかったのだ。
むろん、花の名前などは知らなかったが、そもそも、
その黄色が目に入っていなかった。
「えーっ、あれに気付かないのって信じられない!」
あやこにも言われた。
「否応なく、眼に入るじゃん。すっげー、目立ってるし。」
必ず見るように言われて、場所まで説明されたのにも関わらず、
我輩がその花を眼にしたのは、何日も後だった。
「あんた、いったい何処見て走ってるのよ!?」
前の車とセンターラインです!
そう、我輩はそこを通る時、車を運転しているのである。
そして、ひたすら前の車の後ろを見て走っているので、
周囲の風景など見てはいないのだ。
安全運転でしょ?
「たしかに安全運転だけど・・・、
あんたのドライブってつまらなそうだねぇ。」
・・・うーん、確かに・・・
あんまり呆れられたので、今年はしっかり見てきました。
歩いて、ですけどね。