まだらの河童
現在、吾輩は、ちょっと人様にお見せできない身体になっている。
全身が赤い斑点に覆われているのだ。
といっても、別に変な病気になったわけではないので、ご安心を。
これは、治療の結果なのである。
吾輩は定期的に身体のケアのため、マッサージに通っているのだが、
(甲羅って重いからねー。肩こりするのよ。)
今回はそこで勧められて、「バンキー」なる治療を受けたのである。
「かっぱちゃん、だいぶ疲れが溜まっているねー。
咳も続いているんだって?
じゃあ、今回は整体じゃなくて、バンキーやってみる?
楽になるよー!」
バンキー?
なにそれ・・・?
「バンキー」とは、真空浄血療法のことだそうだ。
もともとは、その治療に使う機械の名前だったのだが、本で紹介され、「バンキー療法」として知られるようになったらしい。
TVなどで見たことがある人もいると思うが、透明のカップを身体のツボにあてて、機械で中の空気を吸い出して、真空状態をつくる。
カップが吸いついて、皮膚の表面から二酸化炭素や炭酸ガスを吸い出し、血行をよくすることで、血液中の老廃物を排出させるのだそうだ。
カップが吸いついたところは、丸く痕がつくわけだが、その色が薄いピンクなら正常。
疲れて老廃物が溜まっていると、色が濃くなり、紫色や、ひどくなると黒色に近くなるそーで。
ちなみに、吾輩の肩甲骨あたりは、見事な紫色になってしまいましたー!(涙)
(やっぱり甲羅や帯を代わる代わる背負っていたから・・・?)
吾輩は、初体験だったけど、結構知っている人は多くて、お友達の“Hちゃん”は、エステで体験したそーな。
たしかに、デトックス効果は抜群かも。
なんとなく、咳も楽になったような気がするし・・・。
ただし、デートの相手のいる人は要注意!
1週間くらい、痕が残るらしいので、その点は気をつけてねー!