初体験!能舞台
歌舞伎は何度か観ている我輩だが、「能」は機会がなくて、
一度も観たことがない。
今回、ひょんなことから、「能」を初体験する機会に恵まれた。
”J”の誕生日祝いをするため、東京に行くことになったため、
(そう、やっぱり、それを口実に遊んじゃうのだ)
”何か観たいよーな芝居はないかなぁ・・・?”と、
ネットで探していたら、偶然、
「”第二回 能楽祭”のチケットを譲りたい」
という投稿にめぐり合ったのである。
そもそも、「能」の公演はほとんど、土日に行われるため、
我輩が行かれる可能性はほとんどない。
今回は、本当にラッキーだったのだ。
「能」を観にいくといったら、女将さんいわく、
「前の日は、導眠剤飲んで、よーく寝ておきなさい。
そーしないと、100%寝るよ。」
そーなの?
でも、素直な我輩、ちゃんと言われたとおりにして、
よく寝ておきました。
それが、正解!
だって、譲って頂いたチケットは舞台正面最前列のど真ん中!
死んでも寝れないでしょ、ここじゃ!
今回の「能」の出し物は、「國栖(くず)」という演目。
漁師の老夫婦が、追っ手に追われる天皇をかくまう話で、
最後に出てくる”蔵王権現”が、すごい迫力でした。
その他に、仕舞や狂言などもあって、バラエティにとんだ内容。
伝統芸能に触れた貴重なひとときでした。
(でも、やっぱり眠かったけど・・・)
「能」の足運びとか、坐り方には、独特のものがあるのですね。
席が良かったので、じっくり観ちゃいました。
「能楽祭」というのは、一種のファン感謝デーみたいなものらしく、
公演後、出演者を囲んでのカクテルパーティも開かれたようです。
何事も経験。
チャンスがあれば、また観てみたいとは思いますが・・・。
平日の公演は、やっぱりないんだろうなあ。
なーんて、ブログを書いていたら、社長さんがチラシを見て一言。
「あっ、僕、ここで踊ったことあるよ。」
えーっ?なんで?
「僕、仕舞やってたから、宝生流。」
そ、そーなの?
「あっ、私は観世。」(←女将です)
我輩と違って、育ちのいい(?)加満田の社長夫妻。
教養の差を感じたかっぱでありました。