お芝居三昧の休日(その2)
はい、お待たせいたしました。
(誰も待っていないって?)
先日の芝居のハシゴで、我輩が夜見たのは、
ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」。
以前、「かっぱブログ」に書いたように、我輩はこれを
来日公演でも観ている。
今回は日本の若手俳優達による上演(再演)である。
さてさて、どんなものでしょ-か・・・?
一言で言って、熱演ではあった。
正直、若手俳優達の歌唱力は今ひとつであったが、
それを補うだけの情熱的な舞台であったと思う。
今回、主役級はWキャストなので、どの回を見たかで、
感想も大きく異なるとは思うが・・・。
我輩が観た際のキャストは、ロミオが古川雄大。
ジュリエットが清水くるみ。
初々しいコンビで、特に清水くるみ君は、声に伸びがあって、
今後ちょっと期待がもてる気がした。
全体に、ダンスのレベルは高く、ビジュアル的にも本家に引けをとらない。
(日本人も足が長くなったものだ・・・。)
ダンスといえば、このミュージカルの真の主役ともいえる”死”。
人々に付きまとい、運命を翻弄するこの難役のダンスに挑んだのは、
大貫勇輔である。
(マシュー・ボーンの「ドリアン・グレイ」のJPキャストだよ~ん。)
いやー、素晴しいです。
彼のダンスだけでも、この舞台観てよかったー!!
そうそう、若手のやや未熟な歌唱力を補ってがんばったのが、
脇を固めるベテラン勢。
乳母役の未来優希とキャピレット夫人役の涼風真世は、
宝塚出身で歌唱力には定評がある。
モンタギュー夫人役の鈴木結加里は、「歌、うまいなあ!」と思ったら、
劇団四季出身のボイストレーナーだそうだ。
そうそう、ロレンス神父役の安崎求。
もちろん、歌唱力は抜群だったんだけど・・・ね。
昔、「レ・ミゼラブル」に出ていた若き日の彼を思い出して、
しみじみと時の流れを感じてしまった次第・・・。
(それだけ我輩も年をとったってわけだよね。愕然!)
ただ、今回の演出で、我輩的に気に入らなかった点がひとつ。
通信手段として、スマホだか携帯だかが使われているんだけど、
とっても違和感があったのね。
意味もなくおちゃらけた感じになっちゃったのが残念。
神父からのメールが届かなかった(携帯壊されて)から、
ロミオは死ななきゃならなかったって・・・どーよ!?
簡素な舞台装置を使った演出は、全体としてよかっただけに、
若者受けを狙ったような部分が、かっぱ的には苦になりましたな。
(あくまで、我輩の私見ですぞ。)
全然関係ない話ですが、我輩の前の席にいた若者二人。
そのまま舞台に出してもいいようなイケメンでありました。
二人とも王子様キャラだったしね。
ダンサー仲間とかだったのかもしれませんが、
本当に日本人のビジュアルは良くなりましたなー!!
気が付けば、なんという長文。
酒も飲んでいないのにねぇ。
さあ、池に帰って、一杯やろっと!