またまた、河童のくせに生意気ですが
4月に歌舞伎を観に行ったとき、女将に
「河童のくせに生意気!」
と言われてしまったのだが、
我輩、懲りずにまたまた行ってきてしまった。
(女将さん、ごめんねー♪)
今回は夜公演(第三部)で、出し物は、
「御存 鈴ヶ森」と「助六由縁江戸桜」。
「鈴ヶ森」は、”かっぱ母”の大好きな幸四郎。
そもそも、我が親子はミュージカルファンなので、
幸四郎には親近感があるのだ。
「助六」は、海老蔵が家芸を背負っての熱演。
さすがに、美丈夫なので、見得を切る様が美しい。
昔はきっと、こういう人の役者絵が売れたんだろうなぁ。
福助の揚巻もよかったし、我輩の好きな七之助も綺麗だったけど、
通人里暁の役で出ていた三津五郎の上手いこと。
有名な股くぐりの場面で、笑いをとるせりふの間合いが絶妙!
助六:「股をくぐれぃ!」
里暁:「じぇじぇ!?」 (← こういうギャグが飛ぶんですよー、ホント)
歌舞伎って、伝統芸能であると同時に、大衆の娯楽なんだよね。
だから、時代の流行を取り入れた、遊び心溢れるアドリブが面白い。
股をくぐらされた里暁が、
「めったにない経験だから、つぶやいちゃお♡」
なーんて、いいながら去っていったりとかね。
こういうところ、宝塚とも似ているなあ。
今回は夜の部ということもあって、多くの人が幕間にお弁当を食べていた。
芝居の後、飲みに行くつもりの我輩はじっとがまん!
2階の桟敷席だったから、周りの人は皆、お弁当持参。
ちょっとさみしい気分でした。
今度は、お弁当(もちろんお酒もね)持参で、観ようかなぁ。