河童も肥ゆる秋?
一昨日辺りから、急に気温が下がり、一気に秋の気分。
慌てて長袖を引っ張り出して着ました。
10月も半ばに差し掛かっていることを考えれば、
今まで半袖だった方が変なんだけれどもね。
「読書の秋」とか「スポーツの秋」とか、色々言うけれど、
一番はこれ。
「食欲の秋」でしょ、やっぱ。
秋は美味しいものが沢山。
魚も脂がのって美味しくなるし、きのことか果物とか・・・。
そして加満田庭園の秋といえば、そう”栗”です。

毎年、猿に先を越されぬよう、Aさんが頑張って採ってくる栗。
今年も一杯取れました。
加満田では、この栗で作った「栗きんとん」を、
”女将の一品”で出すことがあるんですな。
「栗きんとん」といっても、正月料理のねっとりとした奴ではない。
栗をゆでて皮を剥き、潰して砂糖と練り合わせたもの。
栗の粒つぶした食感が残ったお菓子のようなものですぞ。
なんでも、岐阜の有名な和菓子屋の「栗きんとん」が大好物な女将が、
それを目指して作ったらしい。

加満田に来て、もし「栗きんとん」にありつけたなら、
あなたは運がいい。おめでとー!!(パチパチ)
手間がかかる上に、作れる絶対量が少ないからねー。
(我輩も今年一回もらったきりなのだ。)
秋の味覚といえば、やっぱり炊き込みご飯。
「栗ご飯」も一度は食べたい!
”でも、皮剥くのめんどくさいなあ・・・”と思っていたら、
我輩の心の声が聞こえたのか、
夜警のKさんの奥さんが、作ってきてくれました。

もぐもぐ、おいしいーっ!
ご馳走様でーす。
ほっぺに、ご飯粒つけて食べていたら、女将が一言。
「馬ならぬ河童肥ゆる秋」
ドキッ!!
ちょ、ちょっと池で泳いできまーす!