河童が怖い!?
女将がなにかというと、
「あーまた、河童に怒られちゃう!」と言うのだ。
たとえばである。
パソコンの側に、なぜかアイスクリームの蓋が
置きっぱなしになっているとしよう。
我輩がそれをチラッとみると・・・
「あーまた、河童に怒られちゃう!」
と言いながら、いそいそと片付ける。
しかも、女将だけかと思ったら、
娘のあやこも同じようなことを言うのだ。
学校から帰ってきて、制服を脱ぎ散らかしたまま
TVを見ているあやこ。
そこに女将が意味ありげな視線を我輩に送って一言。
「あやこ、ほら。」
「いけね。河童に怒られる!!」
なんかねー、我輩ってうるさいお舅さんみたいじゃありませんか!
”河童に怒られる!”って、鎌田家の合言葉?
そこに社長、登場。
「僕は言わないよ。”河童に怒られる”なんて・・・。」
そーですよね、社長!
「うん。時々、棒で叩かれるけど。(笑)」
そーいう、誤解を招くことを言わないで下さい!
実は、加満田には我輩の作った「社長専用!河童の根性入れ棒」が
あるのである。
むろん、冗談で作ったものだし、紙製で大して痛くはないのだが、
時々、社長の肩たたきとして使われている。
(頭を叩いたりはしておりません。断じて!)
しかし、我輩って、自分で思っているより怖いのかしらん。
(女将、あやこ、声を揃えて)
「うん!」
そんなに力強く断言しないでよーっ!!