かっぱの休日(その3)
”朝3時半起きして、藤を見に行く”
”花より団子”の我輩にはありえない休日は、
女将の一言から始まった。
何年か前にかっぱの両親が、”足利の大藤”を見に行ったのだが、
それを聞いた女将が、
「いいなあ、私も是非一度行きたい!」と言ったのだ。
我輩の父上は、人の喜ぶことは何でもしてあげたくなるタイプで、
これは連れて行ってあげねば・・・と思って気にかけていたらしい。
偶然にも我輩の休みと休館日が重なる幸運もあって、
女将の望みは叶えられたのである。
よほど嬉しかったらしく、女将も珍しくブログを書いているが、
当日は4時出発。開園の1時間前から駐車場にて待つ。
一番乗りかと思ったが、残念ながら2番でした。
園内は藤とつつじ、クレマチスなどが咲き乱れ、
花好きの女将は大喜び。
実に嬉しそうなこの笑顔をご覧下さい。

これが、「足利の大藤」。
なんと600畳敷の大藤棚である。

せっかく足利まで来たのだからと、近くにある「足利学校」も
見学することにした。
ここは日本最古の学校で、国指定の史跡になっている。
ここの入場券が面白い。
「足利学校入学証」となっているのである。
女将も無事(?)入学しました。

足利学校に「宥座の器(ゆうざのき)」というものがある。

壺状の器がぶら下がったようなものだが、
これにに水が入っておらず空の時は傾き、
ちょうど良いときはまっすぐに立ち、
水をいっぱいに入れるとひっくり返ってこぼれてしまう。
孔子の教えである”中庸”を身近な形で教えるためのものだが、
これを見た女将いわく
「かっぱの酒みたいなもんだねー。
飲みすぎるとひっくり返る。(笑)」
こらーっ、
親の前でそーいうこといっちゃだめ!
天気も下り坂なので、早めに帰って一休み。
夕食は実家の近くにあるシーフードレストラン「メヒコ」へ。
ここはなんとフラミンゴを見ながら食事ができるのだ。

館内でフラミンゴが飼育されているので、
時期によっては、フラミンゴの赤ちゃんが見られることもある。
(今は抱卵の時期だったよーです)
あれこれ頼んで、皆でシェアしたが、
かっぱの母の一番のお気に入りはこれ。

タバスコの瓶と比べてみてねー。
かくして、3回にわたった休日の報告はおしまい。
そもそも、3回に分ければ、3日に一度のペースとして、
10日位は大丈夫・・・と思っていたのに、
社長が
「やっぱり、藤の花について書くのは早い方がいいんじゃない?
花終わっちゃうよ。」
なーんていうから、毎日せっせと書く羽目に・・・。(涙)
”別に、フラワーパークのブログじゃないんだから、いーじゃん”
と思いつつ、
真面目な我輩はがんばってしまいました。
楽しようとして、仕事を3倍に増やしただけだった、くすん。
ノルマ終了!
さっ、ビール飲んで寝よっと。