サイレント映画?
豆まきは本来、社長がやるのだが、
今年年男である社長は、五所神社で豆まきをし、
お神酒をいただいて、早々と出来上がってしまったので、
今年はかっぱと女将で豆まきをすることになった。
(かっぱに追われる鬼も複雑であろう・・・。)
お神酒が入ってご機嫌の社長は、
お土産に「恵方巻」を買ってきてくれた。
ご存知の方も多いと思うが、「恵方巻」というのは、
節分の日の関西の風習である。
一応、以下の様なルールがある。
(1)恵方の方角を向いて食べる
(2)恵方巻は切って食べてはいけない。(切らないで食べる)
(3)食べてい最中は無言で食べる
(4)食べている時にお祈りをする
夜になって女将とあやこ(鎌田家の長女)と我輩の三人(?)で
食べたのだが・・・
動画でご紹介できないのが残念なほど、ヘンな光景であった。
シナリオ風に紹介するので、
どうか、想像力を働かせてイメージしてみて下さい。
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鎌田家のリビングルームに3人が並んで立っている。
左から、着物姿の女将、制服姿のあやこ、そして河童である。
今年の恵方は北北西とのことで、皆、そちらを向き、
手には恵方巻を握り締めている。
一斉にかじりつき、皆、もくもくと食べる。
直立不動で海苔巻きを食べている姿・・・
”傍から見たら、かなりヘンな光景だろーな”なんて考えた瞬間、
目の前にかんぴょうがコロン!
慌てて拾う女将。
かじり損ねて、中身を落としたらしい。
!!☆○☆!!
笑うわけにはいかないので、隣であやこがヒクヒクしている。
我輩も噴出しそうになるのを堪えて、せっせと海苔巻きをかじった。
そこにおもむろにお茶を差し出す女将。
無言のまま、表情だけで”どーぞ”と言っているのだが、
それがまたなんとも漫画のような表情で・・・。
(妖怪”ぬらりひょん”みたいでしたな)
またあやこは必死で海苔巻きを飲み込む羽目に陥ったのであった。
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恵方巻を食べ終えて、皆で大爆笑。
小林聡美やもたいまさこの出る映画にありそうな場面でした。
(「かごめ食堂」とか「プール」とか「マザーウォーター」とかね。)
でも、食べている間に、電話が鳴ったらどーするつもりだったんでしょうねぇ。