虎姫一座の昭和歌謡レビュー
さーて、前回のつづきである。
ロック座近くにあるビルの4Fには何があるのか?
我々二人は、何をしにいったのか?
答えはこちら。

何だと思います、これ。
なんだか小劇場っぽいでしょ。
実はこれ、浅草のコシダカシアターというところでやっている、
”昭和歌謡レビュー”なるものなのである。
「虎姫一座」という劇団(?)が、懐かしの昭和歌謡曲で、
歌ったり、踊ったり、真似たり、跳ねたりしているのである。
(跳ねたりは本当です。メンバーにアクロバットの人がいるので。)


実はこの「虎姫一座」の”昭和歌謡レビュー”を生み出したのは、
㈱アミューズの創業者・大里洋吉氏なのだ。
㈱アミューズはサザンオールスターズや三宅裕司の所属する
大手芸能プロダクションである。
若者文化の発信に飽き足らず、シニア層の知的好奇心を満たす
エンターテーメントを・・・というのが、このシアターの発足理由らしい。
我輩は偶然、この人に会ってしまっているのだ。
この公演が始まったばかりのころ、母たちと昼の公演を見たことがあった。
その時、隣の席にいたのが、大里氏だったのである。
「どーです、面白かったですか?」
と話しかけられ、
「来週また、曲を変えますから、もっと良くなりますよー。」
などというので、演出の人かなーと思っていたのだが・・・。
数日後の朝日新聞に写真が載っていて、びっくり!
当時は、いかにも急造の小劇場風だったが、今は内装もよくなり
おしゃれになった。
昼公演は「エノケン・笠置のヒットソングレヴュー」
夜公演は「シャボン玉だよ!牛乳石鹸!!」
ハイボールでも片手に、気楽に楽しんでいただきたい。
70代の方は懐かしさで胸一杯になることであろーが、
有名な曲が多いから、若くても楽しめると思うよ。
浅草観光の折には、是非一度ご体験あれ!