父上の愛情キウイ&鬼柚子
河童はとても家族愛が強い生き物である。
離れて暮らしていても、いつも子供のことを考えてくれているのだ。
我輩の父上から、愛情一杯のキウイフルーツと鬼柚子が届いた。
我輩は食べるの専門なのだが、父上は野菜や果物を育てるのが趣味で、
家の庭で採れたフルーツを我輩に送ってくれるのである。
甘い巨峰も皆様に好評だが、我輩にはちょっと甘すぎるので、
もっぱらキウイを送ってもらっているのだ。
今年はあまり採れなかったそうだが、大きさといい、味といい、
大変GOOD!な出来であった。
”鬼柚子”というのは知らない方も多いようだが、
子供の頭ほどもあるごつごつしたかんきつ類である。
別名”獅子柚子”とも呼ばれるが、柚子とは別種だそうだ。
我が父は、これをマーマレードにしている。
(我輩の父上は、料理も趣味なのである。)
しかし、ジャムでは酒のつまみにならんしなあ・・・と思って、
女将にあげたら、砂糖煮にしてくれた。
な、なんと、これが日本酒のつまみに
ぴったりなのである!
考えてみれば、日本酒はきんとんや伊達巻といった甘いおせちに
合わせることも多いし、柚子の香りは和食の王道である。
合うに決まってますなあ。ふっふっふ。
あんまり、美味しかったので、自分でも作って父上に送ってあげました。
「うまかった♡」と報告すると、またまた送ってくれたので、
女将が、”女将の一品”で出そうと、せっせと煮ていますぞ。
日本酒党の方は、是非一度お試しあれ!