態度のでかい居候
最近、我輩の池に居候が出来てしまった。
ご覧のとおり、亀である。
生き物に詳しい社長の説明によると、
”ミシシッピアカミミガメ”とかいう種類だそうだ。
なーんていうと、たいそうな奴のようだが、
実は昔、縁日で”ミドリガメ”として売られていた奴である。
幼体のうちはきれいな緑色をしていて可愛い。
で、つい買ってしまい、餌をやっているうちに・・・
・・・どんどんでかくなる。
色も黒くなり、態度もでかくなる(?)。
ついには、飼いきれなくなって、その辺の池や川にポイッ!!
(← これは禁止されてますよ、念のため)
ちなみに、こいつも道路をのそのそ歩いていたところを
加満田の番頭さんに保護され、池に入れてもらったらしい。
”そういう場合は、先住者である我輩に、
一言断ってくれるのが筋ってもんじゃないのー”
とは思ったが、家賃を納めているわけでもないし、心は広く・・・。
しかーし!!
この居候はあろうことか、池のど真ん中にある
我輩の甲羅干し用の岩を占拠してしまったのである。
かっぱにとって、甲羅干しはとっても大切なことなのだ。
これは、なんとしても女将に言って、取り戻さなくては・・・。
「あんたのは脱げるでしょ。
置いときなさい、洗濯場に干しといてあげるから。」
「はい・・・・。」
今、かっぱの甲羅は、あやこの洗濯物の間で干されております。(涙)