ヒイラギの干物
飲んべ仲間のよしみか、社長はかっぱにつまみをくれることがよくある。
旅館を継ぐにあたって、1年ほど板前修業をしたので、
社長は一応、刺身なんぞもおろせたりするのだ。
スーパーで柵で買った刺身をおろして分けてくれたり、
小田原に行ったついでに焼鳥を買ってきてくれたり、
なにかと気に掛けていただき、ありがたい限りである。
今回はちょっと変わった干物をもらった。
「ヒイラギ」という魚の幼魚の干物である。
あまり聞いたことのない魚だが、大きくなると10cm位にはなり、
福岡あたりでは珍重されているらしい。
周りにトゲトゲがあって、確かに柊の葉っぱに似てなくもない。
美味な魚だそうだが、今回のは5cm位の小さい奴。
はてさて、お味はどんなもんでしょーか・・・?
あんまり小さいので、フライパンにクッキングシートを載せて焼いてみた。
意外!
うまい!
しっかりと油がのっています。
頭から食べられるから、カルシウム補給もばっちりですな。
相模湾では、キスの外道として釣れるそーな。
釣りが趣味の方、捨ててはもったいないですぞ。