加満田名物きゃらぶき
加満田の庭では色々なものが採れる。
蕗もそのひとつである。
女将はこれできゃらぶきを大量に作るのだ。
この”自家製きゃらぶき”、常連さんの間では良く知られた
加満田の名物なのである。
しかし、きゃらぶき作りはなかなか大変な作業なのだ。
実は心ひそかに手伝えと言われるのではないかと
心配していたのである。
というのも、毎年、女将を手伝っていたMさんが入院中だったからである。
し、か、し、
ありがたいことに、お座敷係のゆうこさんが
自ら女将の助手を買って出てくれた。
なんか、楽しそうですなー。
二人で、蕗を塩ずりしております。
ゆうこさんは、とっても料理上手で、
先日も、かっぱは手作りの煮物をご馳走になりました。
(ゆうこさん、またちょーだいね~♪)
はい、蕗のあく抜きが終わって、準備完了です。
でっかい鍋で、じっくり煮ます。
煮ては冷ますを繰り返すこと、3~4日。
(うーん、気長な作業だ・・・。)
ついに”自家製きゃらぶき”の完成でーす。
優しい女将は、手伝わなかったかっぱにもくれました。
山椒の実の風味が利いていて、とってもおいしいよー。
加満田名物”自家製きゃらぶき”が食べたい人は、
加満田に泊まって、女将におねだりしてみてね。
ちなみに女将の好物をお土産に持ってくると、
帰りに持たせてくれる・・・らしい。
(かなり真実に近い内緒のお話でーす。)