かまたろ窯の竹炭 (その1)
先日、”よそ者のかっぱ達”が加満田にやってきて、
竹炭焼きをしていった。
よそ者ではあるが、人の姿を借りて、お客として来ているので、
居候の我輩のとやかくいえる筋ではない。
その名も「多摩炭焼きの会」という。
彼等が何故、加満田で竹炭を焼くことになったのか?
ご存知の方は少ないようだが、「河童連邦共和国」という国がある。
大統領がいて、サミットが開かれ、新聞も発行されている。
河童と河童を愛する人々が村民となって河童村を創り、
共和国に加盟するのだ。
共和国加盟の河童村は実に50ほどもある。
日本全国津々浦々を越え、いまやニューヨークやソウルにまであるのだ。
恐るべし!河童パワー!
で、加満田もこの「河童連邦共和国」の一員である。
正確には女将が”港横濱カッパシティ”の村民となっているのである。
女将が河童に理解があるのは、我輩を居候させていることからでも
お分かりいただけるであろう。
その河童村の仲間に、竹炭が趣味のかっぱ達がおり、
女将は思いついてしまったのだ。
「加満田の庭の竹で竹炭が作れるかも・・・。」
「でもって、売れたりもするかも・・・。」
「かっぱだから、きゅうりと酒で釣れるかも・・・。」
そんなことは思いついていません!!! <-女将より
まあ、賄賂にきゅうりと酒が出たかどうかはともかく、
気のいい炭焼きかっぱ達は、無償で竹炭焼きを引き受けただけではなく、お客として加満田に泊まりに来てくれるようになったのである。
えらいぞ!炭焼きかっぱ達!
彼等が加満田に来るのは3回目であるが、毎回、なかなか魅力的な
アウトドアライフを楽しんでいるようだ。
今回も炭焼きの合間に、筍を掘ってバーベキューをし、
野草を採って天婦羅にし・・・。
むろん夜は大宴会。
ほら、食うのと飲むのが好きなのは、我輩だけじゃないでしょ。
長くなりすぎちゃったから、この話題は次に続く・・・。