干し椎茸を作ってみた
地震以来、キャンセルが相次ぎ、加満田も大変だそうだ。
旅館自体には何も被害がなくても、自粛ムードとやらで、旅行どころではないらしい。
旅館にお客が来ないということは、収入が無くなるということで、さすがのなんちゃって女将も青くなっているこの頃である。
これはなにも加満田に限ったことではなく、湯河原中、いや東日本全体が、そのような状況に陥っているらしいのだ。
まあ、かっぱには関わりのないことでござんすと、のんびり昼寝きめこんでいると・・・
「あんたも次の池、探しておいたほうがいいかもよ!」
えーっ?そんなにやばいの?
きゅうりと三千盛につまみ付きの理想の住居がぁーーー。
一気に元気をなくした我輩を可哀相に思ったらしく、女将が椎茸をたくさんくれた。
これには訳がある。
以前にも説明したとおり、加満田では庭で採れた野菜を、女将が調理してお客様にお出しする伝統がある。
先日、雨が降った後に大量の椎茸が採れた。
いつもなら当然お客様にお出しするのだが・・・
・・・・ いないのである、お客様が。 ・・・・
食べる人のいない椎茸は、今月の我輩のお手当てとなったのであった。
我輩はかっぱの中でもかなりまめな方なので、焼いたり、煮物にしたり、スープに入れたりして美味しくいただいた。
尚且つ、今後の窮乏に備えて、干し椎茸にすることを思いつき、やってみた。
これが完成品である。
これをしょって引越し・・・・ということにならないよう、切に願う。
皆さん、加満田に来てくださーい!