「鎌田家の人々(その1)」
ぶっちゃけた話、労働基準法の枠内の労働者だけでは、旅館のサービスレベルを保つのは難しいのだ。
(かっぱごときが難しい話をするなー!・・・と怒らんでくれい。)
なにせ、営業時間が長い。
ほとんど24時間営業しているようなものだ。
コンビニとかもそうだが、こういう業態では、必然的に労働時間も長くなる。
加満田の女将など、朝から晩まで、1日14時間はあたりまえ。
残業代もでないし、儲からなきゃ給料も出ない。
厳し~いねぇ・・・。
旅館の女将さんってかなり可哀相ないきものなのである。
前置きが長くなったが、今回からは加満田の経営者とその家族を紹介することにしよう。
加満田の創業者は鎌田正太郎といい、今の社長はその孫にあたる。
つまり三代目である。
社長の名前は鎌田茂之という。
三代目社長だが、東京生まれの東京育ちである。
?????
湯河原の旅館の跡取り息子が何故?
その理由については、色々想像してお楽しみ下され。
後日、明らかにされるであろう。
(それまで、読み続けてくれってことさ。)
獣医の資格を持ち、若かりし頃はバイオリンを奏で、乗馬なんぞもしていたらしい。
今も民生委員やPTAなど、世のため、人のためにがんばる良い人である。
欠点は・・・・
三千盛がもらえなくなるから、言わない!!
女将の名前は鎌田るりこ。
着物を着れば、落ち着いた老舗旅館の女将に化ける。
・・・が
その実態は、
”何でも出来るくせに、ちっともそう見えない、なんちゃって女将”
である。
とにかくアバウト。
お客様のお見送りに着替えが間に合わず、足は裸足なんてこともあるのだ!
今朝も甲羅(帯)を背負うのが間に合わず、上っ張りでごまかしていた。
ここで女将の声あり
「こら~、ばらすな!
もう、おかずあげないぞ。」
すみません。(ぺこぺこ)
料理上手な女将さん、いつも感謝しております。
これ以上、口が(マウスが?)滑らぬうちにやめとこっと。
次回は、鎌田家の息子と娘を紹介しちゃうぜ!