映画とミュージカルでリフレッシュ(その1)
このところ、ちょっと凹んでいる我輩。
こういう時は、現実逃避(?)とばかりに、
映画とミュージカルをはしごしてきた。
まず映画は、「ノア~約束の舟~」。
主演は我輩の大好きなラッセル・クロウ。
義理の娘役は、エマ・ワトソン。
(”ハリー・ポッターシリーズ”の”ハーマーオニー役”といえば、わかるよね?)
いやー、いい映画でした。
でも、すごく重くて、人間の業というものを見せつけられるし、
現実世界と重なって見える部分も多く、現実逃避には程遠い。
あくまで、キリスト教の価値観が背景にあるから、
違和感を覚える人も多いと思うし。
ノアに共感できるかと言われれば・・・???ですが。
”正しいこと”、”正しくないこと”を判断するのは、
あくまで主観であって、絶対基準があるわけではないから、
それぞれが違う立場で自分の”正しさ”を主張すると、
当然食い違いや、争いが生じる。
まさに、今、世界中のあちらこちらで起きている問題だよね。
”絶対に正しい存在”───「神」の存在に縋ろうと思っても、
それぞれが自分の信じる「神」だけが正しいと主張して、
また争い合う。
不毛だねぇ・・・。
映画に話を戻すと、ノアは頑なに使命を果たそうとする。
そのためには、敵を殺し、人々を見殺しにし、
家族にも犠牲を強いる。
ノアの不幸は、自分もそして愛する家族も、
罰せられるべき”人間”であることを知っているところにある。
そして、彼の「選択」に、人類の未来はゆだねられるのだ。
生きることは、「選択」の連続である。
自分で下した「選択」の結果は、自ら引き受けなくてはならない。
しかし、最近はこれが出来ない人が多いようだ。
他人任せにしておいて、結果にだけ文句をつける。
(議員さんには特に多いようですねぇ・・・苦笑)
とにかく考えさせられる作品でしたな。
キャラメルポップコーンなんぞ、ぽりぽりやりながら見ていた我輩、
途中で居ずまいを正してしまいました。
楽しく気分をリフレッシュとはいきませんが、
個人的にはお勧めの映画です。
なんだか、真面目に論じたら、肩凝っちゃった・・・。
ミュージカルについては、また次回。
(といって、ネタ探しをさぼるかっぱなのでした。)